みやぎの明治村・登米町の町並みを巡るとき、まちのここかしこにある「蔵」も注目のポイントです。
これは何の蔵?と想像してみましょう。「蔵」と一言でいっても、いろいろな役割があるからです。食料を保管するのは「穀蔵」、家に伝来する家財道具を保管するのは「文庫蔵」。家宝を伝える「文庫蔵」は家の格式を誇るように、装飾的な要素を散りばめる特徴があります。外観を装飾で凝らす蔵をみかけたら、文庫蔵でしょう。
また「板蔵」という、土壁の代わりに、杉の厚い板を柱にはめこんだ「蔵」も点在しています。この板蔵のデザインは、現代建築の登米懐古館でもみることができます。そして、豪快な木組みでつくられた大きな土蔵をみかけたら、それは酒蔵や味噌醤油の醸造蔵でしょう。
「みやぎの明治村・登米町」は朝ドラ「おかえりモネ」の舞台・登米市にあります。みやぎの明治村をおよそ3時間ほどでコンパクトに体感できる観光まちあるきモデルコースも紹介しています。